数値規制のパブリックコメント※意見追加

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遅くなりましたが飼養管理基準の数値規制パブリックコメント3回分です。同意してくださる方は下記アドレスからパブリックコメントを送信してくださるようにお願いいたします。送付内容は下記からコピーしていただいて大丈夫です。

https://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=195200051&Mode=0

まだパブコメが必要なものがあるので3以降はまた明日投稿します。

環境省自然環境局総務課動物愛護管理室 パブリックコメント担当宛て

動物の愛護及び管理に関する法律に係る省令案(飼養管理基準に係るもの)に対する意見

意見提出(この下から)

P8、19行目
【該当箇所】ロの(1)の(ロ)
(ロ)犬又は猫のケージ等は、次のとおりとすること。飼養期間が長期間にわたる場合にあっては、走る等の運動ができるように、運動スペース一体型飼養等又は運動スペース分離型飼養等によること。

【要約】
犬又は猫のケージ等は、次のとおりとすること。飼養期間が3日以上にわたる場合にあっては、走る等の運動ができるように、犬は運動スペース一体型飼養等又は運動スペース分離型飼養等によること。猫は(ii)に定められたケージスペースとすること。

【意見】
長期間がどのような期間であるかの規定がないと運用ができない。
犬は人間が散歩などで運動をさせられる動物だが、猫は犬とは行動が異なる動物であり、自由に運動ができる場所が必要。よって分離型一体型と分ける必要はない。

P8、29行目
【該当箇所】ロの(1)の(ロ)の(ii)
猫にあっては、1頭当たりのケージ等の規模は、縦の長さが体長の2倍以上、横の長さが体長の 1.5 倍以上及び高さが体高の3倍以上(複数の猫を同一のケージ等で飼養又は保管する場合にあっては、縦の長さがこれらの猫の体長の合計の2倍以上、横の長さがこれらの個体の体長の合計の 1.5 倍以上及び高さがこれらの猫のうち最も体高が高い猫の体高の3倍以上)とするとともに、ケージ等内に1以上の棚を設けることにより、当該ケージ等を2段以上の構造とすること。

(補足箇所)
P9、4行目
【該当箇所】ロの(1)の(ロ)の(iii)の丸数字2
(省略)

【要約】
(ii)生後8ヶ月以上の猫1頭当たりのケージ等の最低の規模は、面積は縦50cm以上、横80cm以上、最低の高さ90cm以上、最低容積648,000立方センチメートル以上で、ケージ等内に1以上の棚を設け当該ケージ等を2段以上の構造とすること。ケージ等で親と子猫を飼養又は保管する場合は、子猫が生後45日未満の場合には親猫1頭当たりのケージ等の最低の規模、子猫が生後45日~3ヶ月の場合には1頭当たりのケージ等の最低の規模の2倍の面積と容積を必要とする。複数の生後3ヶ月以上8ヶ月未満の子猫をケージ等で飼養する場合には1頭当たりのケージ等の最低の規模に2頭まで飼養することができる。

【意見】
環境省案では市販されているケージがなく、特に保護愛護団体の運営が難しくなる。ケージを利用しなければならない場合に市販されているものがないというのは規制として大問題だ。現状のケージでも猫にとって問題のない大きさのものは利用できるようにするべき。
猫は体の大きさの差は犬にくらべて小さく、例えばメインクーンとロシアンブルーでは跳躍力に差はなく、ケージの大きさは猫は同一で問題がない。アメリカにある世界最大の愛猫血統登録協会CFAでもケージの最小サイズは全猫種同一、容積849505立方センチメートルである。しかしこれは住宅の大きなアメリカのサイズであり、日本での現実を考慮し90-60-120センチの日本で市販されているケージの容積648,000立方センチメートルを意見として提出する。面積はスリムタイプで背の高いケージに対応できるようにした。数値規制は最低限の基準を決めるべきであり、理想を決めるものではない。
子猫は成長によって飼育スペースを拡大するべきである。

【理由】
CFAのキャッテリースタンダード(猫舎の基準)
https://cfa.org/cattery-standards/

Cattery Standards

【要約】
ケージ等を利用せず部屋で生後8ヶ月以上の猫を飼育する、または複数の猫を同じ部屋で一緒に飼養する場合には1匹あたり1平方メートルの面積を必要とする。部屋で生後8ヶ月未満の子猫を飼養する場合には子猫1匹あたり0.5平方メートルの面積を必要とする。生後45日以降の子猫と猫に対しては1以上の段差等を設けることにより、猫が運動ができる構造とする。

【意見】
猫は単独生活で1匹で過ごす方がストレスがかからない動物であるが、猫によっては部屋で自由に他の猫と暮らすことができる。各々の猫の状態に合わせて適切な環境を選べるようにするべきだ。棚をキャットタワーや段差で基準を満たせるよう要望する。
部屋での複数飼育においては過剰なストレスを受けないようにケージよりも広いスペースが必要。1匹1平方メートルは4畳の部屋に6匹の猫が最大で一部屋に過剰な数の猫を詰め込む飼育を規制できる。

【要約】
複数の猫を同じ場所で飼養する場合には無秩序な交配、猫同士の闘争や緊張が起こるような組み合わせをしないこと。

【意見】
猫の多頭飼育には相性の良い個体同士でなければならず、闘争や緊張は猫のストレスや怪我、病気の原因になる。

――――――――――――以上が1回分、以下は2回目で。

P9、37行目
【該当箇所】二 動物の飼養又は保管に従事する従業者の員数に関する事項
飼養又は保管をする動物の種類及び数は、飼養施設の構造及び規模並びに動物の飼養又は保管に当たる職員数に見合ったものとすること。【1細目第五条第一号イ】特に、犬又は猫の飼養施設においては、飼養又は保管に従事する職員(常勤の職員以外の職員については、当該職員のそれぞれの勤務延時間数の総数を当該事業所において常勤の職員が勤務すべき時間数で除した数値(整 数未満の端数がある場合は、当該端数を切り捨てる。)を職員数とする。)1人当たりの飼養又は保 管をする頭数(親と同居する子犬又は子猫の頭数及び繁殖の用に供することをやめた犬又は猫の頭数(その者の飼養施設にいるものに限る。)は除く。)の上限は、犬については20頭、猫については30頭とし、このうち、繁殖の用に供する犬については15頭、猫については25頭とする。ただし、犬及び猫の双方を飼養又は保管する場合の1人当たりの飼養又は保管をする頭数の上限は、 別表のとおりとする。

【要約】
常勤の勤務すべき時間数は少なくとも5時間以上とすること。
飼育または保管する施設で生まれ同じ場所で飼養している生後8ヶ月未満で繁殖や展示に供していない子猫と子犬は除く。
繁殖の用に供する猫については20頭。

【意見】
常勤の職員が短い時間の勤務である場合、職員を短時間で雇用すればいくらでも犬猫の数を増やせてしまうので規制の意味がない。少なくとも常勤を5時間以上にするべきである。
親と子が一緒に暮らすという条件では不幸にも万が一親が出産等で亡くなってしまった場合に運用に支障が出る。
規制案では猫は25匹となっているが多すぎる。猫は多産であるため子猫の世話も含めると手が掛かる。多くても20匹にするべきである。

P10、33行目
【該当箇所】四のハ
ハ 1年以上継続して飼養又は保管を行う犬又は猫については、毎年1回以上獣医師による健康診断(繁殖に供する場合にあっては、繁殖の適否に関する診断を含む。)を受けさせ、その結果を記載した診断書を5年間保存すること。

P12、37行目
【該当箇所】六のチ
チ 販売業者、貸出業者及び展示業者にあっては、販売、貸出し又は展示の用に供するために犬又は猫を繁殖させる場合には、第4号ハに規定する健康診断、トに規定する帝王切開の診断その他の診断の結果に従うとともに 、繁殖に適さない犬又は猫の繁殖をさせないこと。

【要約】
ハ 獣医師は犬または猫が次の繁殖に不適であると診断する場合は正当性のある具体的な病名を診断書に記すこと。病気(遺伝性でないもの)が治癒した場合には改めて診断書を獣医師から取得することができる。

【意見】
繁殖や帝王切開に不適であると診断される場合の判断基準が不明瞭であり、ブリーダーに不利な診断を受ける可能性がある。獣医は純血種、血統種に対する知識が乏しいことが多く、また実際の繁殖経験に乏しいため的確な判断を下せないことがある。意見の分かれない範囲での基準が必要だ。猫種によってサイズも違うのに猫が小柄だからと繁殖に不適と判断された場合にはどうしたら良いのか。獣医師の判断基準が正しいとは限らない。従って繁殖に不適であると判断するには病名を必要とする。

――――――――――――以上が2回目、以下は3回目で。

P12、23行目
【該当箇所】六のニ及びホ
ニ 販売業者、貸出業者及び展示業者にあっては、販売、貸出し又は展示の用に供するために犬を繁殖させる場合には、生涯出産回数を6回までとするとともに、雌の交配時の年齢を6歳以下とすること。ただし、7歳に達した時点で生涯出産回数が6回未満であることを証明できる場合においては、当該雌の交配時の年齢は7歳以下とする。
ホ 販売業者、貸出業者及び展示業者にあっては、販売、貸出し又は展示の用に供するために猫を繁殖させる場合には、雌の交配時の年齢を6歳以下とすること。ただし、7歳に達した時点で生涯出産回数が10回未満であることを証明できる場合においては、当該雌の交配時の年齢は7歳以下とする。

【要約】
犬を繁殖させる場合には、生涯出産回数を6回までとするとともに、出産は2年に3度までとする。1歳未満の雌の出産は行わない。
猫を繁殖させる場合には、生涯出産回数を8回までとするとともに、出産は1年に2度までとする。10ヶ月未満の雌の出産は行わない。
8歳以上の出産交配は該当猫もしくは犬を終生飼養できる見込みがある場合に限る。

【意見】
犬と猫の繁殖上限を決めると悪質な業者はまだ体が成長しないうちから出産させて短い間でたくさんの出産をさせ回転を早くするだろうと見込まれる。適切な繁殖には回数だけでなく開始年齢、頻度の制限が必要である。
犬は犬種によって繁殖開始する適正年齢は2歳以上である。猫によっては2~3歳で繁殖を開始するのが適切であるものもいる。
環境省案で猫の繁殖年齢が制限される理由の一つとして「終生飼養の機会を作る」というものがあるが、そもそもシリアスまたはホビーブリーダーは高齢の引退動物は終生飼養している。その理由は当てはまらない。開始年齢と繁殖頻度と回数を制限して年齢の上限は撤廃するのが正しいブリーディングの形である。


P14、32行目
【該当箇所】七のヌ
ヌ ケージ等の外で飼養又は保管をしないこと。ただし、管理を徹底した上で一時的にケージ等の外 で飼養又は保管をする場合にあっては、この限りでない。【1細目第五条第一号ロ】

【要約】
犬と猫はケージ等の囲い、もしくは室内(部屋)を利用して飼育又は保管することができる。ケージ等の囲いを利用せず飼育する場合は脱走・逸走、意図しない交配を防ぐことのできる構造であること。

【意見】
猫は単独生活で1匹で過ごす方がストレスがかからない動物であるが、猫によっては室内で自由に他の猫と暮らすことができる。猫が若いうちは運動量も多いので各々の猫の状態に合わせて適切な環境(ケージ等内か室内)を選べるようにするべきだ。特に子猫に関してはケージ等の囲いで飼育すると社会性に乏しくなることがある。
環境省は閉じ込め方の飼育をなくしたいということで今回の数値規制案を話し合ってこられたが、この項目により動物取扱業に登録するとケージ等でしか犬猫を飼育できなくなるという矛盾がある。

P15、17行目
【該当箇所】七のソ
ソ 運動スペース分離型飼養等を行う場合にあっては、飼養又は保管をする犬又は猫を、1日当たり 3時間以上分離型運動スペース内で運動させること。ただし、傷病動物の飼養若しくは保管をし、 又は動物を一時的に保管する等特別な事情がある場合にあっては、この限りでない。

【要約】
分離型飼養は犬のみ。

【意見】
猫は決まった時間に運動をさせることができない動物なので分離型一体型は不要である。

P15、20行目
【該当箇所】七のツ
ツ 犬又は猫を飼養又は保管する場合には、散歩、遊具を用いた活動その他の犬又は猫との触れ合いを毎日、行うこと。ただし、傷病動物の飼養若しくは保管をし、又は動物を一時的に保管する等特別な事情がある場合にあっては、この限りでない。

【要約】
猫は散歩を用いた活動から除外される。

【意見】
猫を散歩させることができないことは明らかである。犬と同じ基準で猫を規制することは間違っている。

【まとめの意見】
最後に、この飼育スペースや動物の数の規制については一般の犬猫の飼い主についても課すべきである。飼育崩壊はブリーダー愛護団体だけの問題でなく、一般の飼い主でもたくさん起きている問題だ。
また犬猫の繁殖は動物取扱業登録者にのみ許されるべきであり、知識のない一般の飼い主は犬猫を繁殖するべきではない。

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